特定秘密保護法案とは?わかりやすく説明!!そして法案成立へ・・・!!これからの私達の生活はどうなる!?変化は!?
先日、とうとう
特定秘密保護法案
が可決されました!!
結局のところ、この法案ってどういったものなんでしょうか?
わかりやすく説明したいと思います!!
具体的に、これからの私達の生活は、
どうなっていくのでしょうか!?
特定秘密保護法案・・・。
国の安全保障に対しての、特に重要な情報を「特定秘密」とします。
それに関わる人を調査し、
それを外部に知らせたり、知ろうとする人を罰することで
その「特定秘密」を守ろうとする法律です。
政府の建前は、
「今のままでは、国の安全に関わる秘密の漏洩を防いでいく
管理体制が不十分である」
です・・・。
きっかけは2010年の、
尖閣諸島沖中国漁船衝突映像のネット上への漏洩でした。
今までに、それ以外でも情報が漏洩したことがあるのですが、
どれも、その後に再発予防策を講じており、
基本的には繰り返しての漏洩は起こっていません。
つまり、新たに法律を作ってまで対策するということは
不要だと思われるのです。
特定秘密保護法案の主たる内容としては・・・
・まずは何が特定秘密に当てはまるのか?
その情報の漏洩が我が国の安全保障に多大な影響を
与えることが考えられる為、特に秘匿することが必要である情報のことです。
・そして・・・適正評価制を導入すること。
秘密を扱う人、それを取り巻く人達を政府が
調査・管理する為の評価基準であり、客観的に判断することが出来るように導入。
・さらに・・・秘密を漏らした人、それを知ろうとした人達を
厳しく罰する。
以上がポイントとなります!!
なによりも、秘密は、
行政が決めるということ。
もちろん私達には教えてももらえません・・・。
秘密が秘密なのです(>_<)
では、実際考えられることを例に挙げていきます・・・
具体的に何が「秘密」になるのでしょう!?
「安全保障に関わる秘密」って?・・・。
何か想像つかないですよね?
それには・・・
まず国の安全、外交、そして公共の安全と秩序の維持に分けられます。
この3つをさらに具体的に例を挙げていくと・・・
・国の安全
国の防衛や軍事にまつわること。
防衛大臣が武器などの情報を特定秘密にしてしまえば、
ぶっちゃけ何でも出来ます(^_^;)
海外での活動において、
武器を使いまくったり、どこかの国との共同作戦なんかも
私達の全く知らない所で行われていても、全く知る術がなくなのです!
・外交
政治、経済、貿易、金融。
さらには大気汚染、地球温暖化、放射能などの
諸外国との交渉や相談が必要なものなどが含まれます。
・公共の秩序と安全
訳すと・・・
「国民の不安を煽ることは公共の秩序と安全を害する」
つまり、原発から漏れでる放射能の情報や健康被害などなども
不安を煽ると判断される可能性が高いです。
何が「秘密」なんでしょう?
実際に何が秘密になるかは、国民には分からない・・・
これがミソですよね・・・
反対意見が多く出ていた最大の理由はここにあります!!
政府が「特定秘密」と一度決めてしまえば、
その人の住所から学歴、海外渡航歴、病気・・・
家族、恋人、友人・・・
ありとあらゆる情報、
プライバシーが調べられてしまうことになります・・・!!
マスコミの取材すらもその範囲となります。
取材として相手の自宅に行ったり、飲食を共にしたり・・・
今までの取材方法では何が正当なのかを政府が判断する為、
報道の自由に足かせが出来るでしょう。
以前、政府は1985年に、「スパイ法」なる、今回の特定秘密保護法案と
類似した法案を通そうとしましたが、
結局、マスコミ・国民の猛反発にあい廃案したという経緯があります。
今回のものは、その言わば「リベンジ」。
しかし、ナゼこのタイミングなんでしょうか?
それにはアメリカの圧力があったとされます。
日米安全保障の強化です。
アメリカの情報が日本を通じて漏れてしまうことになっては、
協力体制を保っていく上で、支障を来す原因となってしまうから。
今回の法案成立をアメリカのマスコミは歓迎しています。
「スパイ天国である日本からの脱却の一歩」として・・・。
日本の主権は、最早、いや以前からアメリカにあるということでしょう。
今ある、国家公務員法で、秘密漏洩に関する罰則はすでにあります。
あえて今回のような厳重な罰則を儲ける意図は?
・・・民主主義国家の根幹を
覆すような事態に成りかねません・・・。
だからといって、
即、「軍事国家だ、戦争だ」
といたずらに騒ぐのもどうかと思います
今後の推移が気になりますね・・・
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